2013.02.19 ベルリン・ドレスデン(5)

2月の東ドイツとはいえ前日はなんとか雪にも降られずすみました。しかしドレスデンで1泊して起きてみるとバンバン雪が降っていました。「趣がある」といえば聞こえは良いのですが、底冷えのする寒さでした。とはいえ、雪のかぶる旧市街の名所はとても趣のある風情。

img_1873_s

ベルリンに戻る列車は昼過ぎなので、早速トラムに乗って旧市街の名所に出かけます。最初に雪がバンバン降るなか「ツヴィンガー宮殿」を訪れます。ベルリンで手袋をなくしていますので、片手は残った手袋、もう一方はポケットでしのぎます。写真を撮るときのカメラに触れる手が冷たかったのが印象に残っています。

ホテル最寄のトラム駅から観光名所に向かいますが、トラム内の自動券売機でTageskarteを買おうとすると、コインしか使えませんでした。くれぐれも無札乗車にならならいようにお気をつけください。

ツヴィンガー宮殿。ここは複数の美術館、博物館がありますが有名なフェルメールを所蔵した「アルテ・マイスター絵画館」は改修工事のために補修中であるとのことでした。

img_1881_s

「アルテ・マイスター絵画館」は3月26日(2013)まで閉館のようです。ベルリンからのサイドトリップなので潔くあきらめますが、フェルメールを見に来るならぜひ事前に確認すべきですね。1泊2日のドレスデンなので、「アルテ・マイスター絵画館」の入口まで来た証拠写真(笑)をとったらそそくさと次の場所に移動します。

img_1883_s

「ツヴィンガー宮殿」からでてきて「カトリック旧宮廷教会」の方を望みます。バンバン雪が降り続きます。

img_1886_s

「ゼンパーオーパー(Semperoper)」。ものすごく有名なオペラハウスです。旧東ドイツ時代は「ドレスデン国立歌劇場管弦楽団」として来日公演などもよくやっていましたね。ワーグナーやベーム、シノーポリなど著名な指揮者が音楽監督を務めてきたとのこと。

いつかはマイタキシードでオペラを鑑賞しに来ねば。

img_1892_s

「ゼンパーオーパー」のすぐ向かいに「カトリック旧宮廷教会」があります。これらは2つともエルベ川にとても近いところに位置しています。上の2段が抜けているところが特徴であります。

img_1896_s

「カトリック旧宮廷教会」のすぐ側には、「Ständehaus」(団地とでも訳すのでしょうか)があります。

img_1897_s

フリードリッヒ・アウグスト1世の銅像も雪の中で耐え忍んでいる風情。

img_1898_s

寒すぎて要所をまず観てみることに専念します。エルベ川。凍ってこそいませんでしたが、雪が横向きに降っていました。

img_1899_s

エルベ川の向かい(新市街)側にはザクセン州の大蔵省と思われる建物が見えました。

img_1900_s

前日は雪もなく、寒いだけだったアルトマルクト広場は一面雪に覆われていました。みえる塔は「正十字架教会」。季節がよければ塔にも述べるとのことなので行ってみたいところとなりました。でもこの日はきっとふぶいている様子しか見えないだろう、と思い遠めに眺めるだけとなりました。

img_1907_s

東京暮らしとしては雪が横に降る中歩き回るのは過酷なので、昨晩訪れたアルトマルクトに入り朝昼兼用の食事ができそうなところを探したところ、「ご飯」が食べれそうな店がありました。和食のお店と書いてありましたが、働いている人は東南アジア系でどちらかというと東南アジアのワンプレート料理が多かったです。それ以外は「すし!」。お店の名前は「HIKARI」。

img_1910_s

英単語も通じませんので、知っている限りのドイツ語を並べてみます「Nr. 10, Menü, bitte!」(笑)。定食が「Menü」であることは思い出しましたが、名詞の性をすっかり忘れています(後で調べると中性名詞)。分かってもらえてお金を払い待っていると、「座って待っていて」と気合のドイツ語ヒアリング(笑)。

img_1908_s

旅の記録を見ると、このワンプレートのご飯は6.90EUR。結構なお値段ですが、久しぶりの「お米」にやはりアジア人だなぁ~、としみじみします。和食なおな前のお店ですが、完全に中華系なお味でした。でもパンとチーズとハムに少し疲れた身としては、おいしくいただきました。

img_1909_s

ホテルに戻り、ベルリンへ戻る準備をします。ドレスデンのトラムはなんともいえないくらい、フォトジェニックな雰囲気を出していました。

img_1915_s

ウェスティンドレスデンベルビューの受付スタッフは、チェックアウトのときも簡潔かつスマートでした。否定疑問文で部屋に忘れ物がないことを確認していただいたのですが、とっさに正しい答えができませんでした(涙)。文法は大事です・・・(笑)。ホテルを出てからドレスデン駅に行きます。

img_1916_s

ドレスデン中央駅の前はこんな感じです。12月になるとこのあたりにクリスマスマーケットが出るそうです。

img_1917_s

指定どおりの列車に乗り込み、ベルリンに戻ります。

img_1920_s

もう少し旅慣れたら列車でもっとも無駄なく回れると思いますが、個人の手配ゆえ、なかなか効率最優先にはならないことはあきらめます。あきらかに、ドレスデンに来た前日よりは雪の量が増していました。

img_1923_s

列車は約2時間でベルリン中央駅まで来ました。すこし「鉄ちゃん」のように写真を取ってみました。自分がのっていた普通列車のコンパートメント。車体はブルーで2等車でした。一人旅でドイツ語がほとんど片言レベルなので孤独と向き合う場所でした(笑)。

img_1926_s

食堂車も連結されているようでした。

img_1930_s

1等の列車の様子。ビジネスマンが多く、割とビジネススタイルの人が多いとガイドブックにはありますが本当はどうなんでしょう。こちらの方が、一人旅には居心地がいいかもしれません。なかなかテレビのたび番組のように、地元の人と触れ合うというのは言葉ができないと難しいですから・・・。

img_1932_s

ドイツさらに北上していく列車に別れを告げます。

img_1933_s

中央駅からブランデンブルク門側まで開通していたU55路線に乗ってみます。タイミングがあえばTXLより止まるところがすくない(2駅目)ので圧倒的に早いかもしれません。1日乗車券のTageskarteは地下鉄の駅で購入しました。6.50EUR。

img_1935_s

とはいえ、ブランデンブルク門側の「Brandenburger Tor」駅からホテル最寄まではバスに乗る方が楽をできる程度の距離です。1日券のTageskarteを持っているとそのあたりは躊躇なく、楽な方を選んでしまいます・・・。

ホテルは最初の日に泊まったウェスティンベルビュードレスデンにもう一度泊まりました。実は最初にチェックアウトしたときに、「1泊2日でドレスデンに行くので荷物を預かってもらえますか?」と聞いたら、いったんは渋めの表情でしたが、ちゃんと翌日再度チェックインする予約があればフォームに1枚記入するだけで1泊2日の間もフロントあずかりにしてくれました。

最初のお部屋ほど上等ではありませんが、まずまずのお部屋。しかし相変わらずバスタブはありませんでしたので、「ブハー」っとお風呂で一息つくのが必須の方は、予約時に確認をした方がよさそうです。

img_1938_s

高さはそんなにありませんが、旧共産圏らしく、ボリュームが大きいホテルなのでこの日はウンターデンリンデン通りに面した、遠くにブランデンブルク門が見えるお部屋になりました。

img_1943_s

ベルリンの目抜き通りには違いありませんが、旧東ドイツからちゃくちゃくと開発が進められているようで2013年2月でもあちこちで工事が行われていました。

img_1946_s

ホテルから歩いて「ユダヤ人犠牲者記念館」まで来ました。写真では明るく見えますが、すでに真っ暗で、幾何学的なひとつひとつのブロックの間を通り抜けるのはなかなか度胸がいりますが、残念ながら展示館は閉館時間に間に合わなかったので、このモニュメントを見学しただけになりました。

img_1949_s

かなり大きさが違いますが、整然と並んでいるためまるで迷路のようです。

img_1963_s

200系統のバスに乗り、「ユダヤ人犠牲者記念館」からアレキサンダー広場に移動し、何回か通った「ALEXA」に行きます。疲れてきましたので、持ち帰りでサンドイッチを購入し、歩きながらホテルを戻りました。

img_1966_s

途中でベルリン最後の夜ということで、いわゆる酒屋に入ってビールを2種類ほど購入してきました。ホテルまでは歩いて戻るには遠いので、1日券を有効に使い途中からホテル最寄まではバスに乗って帰りました。ビールはやはりビンビールよりはミュンヘンでのんだジョッキビールの方がおいしく感じましたが、真冬のドイツでは、なかなかそんな気分にもなりませんでした。

ベルリン、ちょうど大学生のころ1989年に壁が崩壊したわけですが、20年以上たって、ドイツ最先端のまちに変貌する途中のようです。

img_1967_s

フードコートやカリーブルストの店でも見かけたビール。

img_1968_s

ベルリン最後の夜はビールとともに更けました。ブランデンブルグ門辺りを境に、旧東ドイツ(泊っているホテルは、旧東ベルリン側です)と旧西ドイツでは風景が若干ことなります。「ベルリンらしい」というのは、どうも旧東側をさすそうです。はてさて、「共産主義」…。世界を2分して壮大な実験をしたわけですが、思想を実践した結果はおおよそ出たものと思います。