家族のもとへ帰る準備をしたいと考えています

職業人生最後の夢、とばかりに昨年の夏ごろから夢の中にいるかのように大学のポジションに応募してきました。シンクタンクを辞めて独立して以来、お客さんからお金をいただきながら自分の名前も入った論文も書けるなんてうまい話はどこにもなく、某シンクタンクの看板の大きさに改めて敬服したものでした。

そんな、こんなで20年近く独立自営の道を歩んできましたので研究者の能力や活動度をはかる「論文」というものをほぼ書いていませんでした。その段階で、多くの大学は「応募対象」ですらなくなってしまいます。

とはいえ、うなされたように「どっかでこの経験を必要としてくれるところもあるんじゃないか!?」との一心で、2020年度を区切りに大学へ応募し続けたのでした・・・。

やっとのことで年度末も近くなってきたところで、家族のもとからだいぶ離れたところで「教員に採用する」といっていただいた大学がありましたので、遠路はるばると単身赴任、いやどちかというと単身移住のような状況で北陸にやってきました。

起業の転勤族の方なら、2-3年もすれば次に移っていくことでしょう。でも自分の場合は、こちらの大学に雇用されるということなので、単身赴任という特別な状況ではありません。

おまけに新型コロナ禍の厳しい折、できるだけ蔓延させないようにとの配慮から、とても厳しい往来制限が課されています(とくに東京などとの往来は事実上、不可能です)。長期のお休み期間中には、なんとか数日帰れるかもしませんが、自宅および両親のいる家の両方の様子をお伺いするすることはほぼ不可能です。

すべて内定を承諾してからわかったことなので、致し方ないです。大学というのは少々民間企業とはことなる採用と雇用契約のプロセスを経るらしい、と聴いていたので身をもって体験してみたい、というも少々ありました。

そう、あまりにも特殊なんです。給料だって4月分が振り込まれるまでいくらかわかりませんでした。おまけに、東京の相場とはかけ離れた水準でした・・・。これではとても東京の家族に仕送りしようと思うと、朝昼晩と食パンかおにぎりになります・・・。

そうですよね、地方都市に行くと「物価が安くて食べ物おいしい~♪」となります。それは旅行者のメジャーです。現地で雇用されて働くと、給与水準も物価と同様、低いものがあります。

文化も、天気も、人間関係も違います。もちろん、優しく、親切にしてくださる方もたくさんいるので恵まれています。なんとか勤め続けるために道しるべになります。

いい歳をして地方に夢を追いかけてみる、というのはあまりにおおきなものを引き換えにしたことを反省しています。このため、できるだけすみやかに東京のおうちに戻りたいと考えています。

“家族のもとへ帰る準備をしたいと考えています” への1件の返信

  1. ちょっと以前の業界をあたってみましたが、やはり年齢の壁、マネイジメントした人の規模、お金の規模などの経験値が厳しく問われます。また技術的にもあいている人材ポストとマッチする必要があるところはこの新型コロナの時代により一層、強く求められるようです。

    シスター渡辺の「置かれた場所で咲きなさい」(https://amzn.to/3g1pdbl)がよぎります・・・。

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